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【2024/04/20 18:50 】 |
男はつらいよ

ゴールデンウィーク突入しましたね。

でも、まだ鼻水でます。
症状が軽くなってますが、まだ花粉症です。
例年、ゴールデンウィーク明けとともに
ワシの花粉症が終わるので、もう少しです。

今日はおうちでお取り寄せの串かつ。
キャベツの芯を嫁はんに黙ってこっそり
お犬様たちにいっぱいあげました。
これでヤツらはワシ派になるの間違いない。

ビデオを観た。
「男はつらいよ 寅次郎紅の花」
最終作だ。

すでに病に冒されている渥美清を見るのは
辛かったので、ずっと最終作を観るのを避けてきたのだ。

寅さんのおい、満男は初恋の女性を忘れられない。
でも、気持ちをハッキリ伝えられない。
初恋の女性・泉も満男に好意を寄せているが、満男は
ハッキリしたことを言わない。

見合いをして その返事をする前に相談しにくる。
こういうシチュエーションってホンマにあるよな。
映画ではお互いの気持ちが描写されるから
男の方が、結婚を引き止めればいいのに!って
思うけれど、そういう場面の当事者になった時、
男はどうしてエエんかわからんようになんねん。

結局、満男は引き止めない。
「おめでとう」って引きつった顔で言うのが精一杯や。
でも、満男は泉の結婚式当日に岡山まで行って
結婚をやめろよ!結婚なんかするなよ!って言いにいく。
結婚式はメチャクチャに。

満男は自分がした事に悩むのだ。
寅さんは言う。
「まるでガキだよ、こいつのしている事は。」という。
すると、リリー(寅さんとは腐れ縁の女性で今回で4度目のマドンナ)が
「そんな悪いことなの?」という。
「決まってるじゃねえか、泉ちゃんが今どんな辛い思いをしているか・・・」
「へえ、どんな風に辛いの?」
「わかってないなぁ、お前も。古い城下町だよ。町中ウワサで持ちきりだよ。」

寅さんにそう言われて、落ち込む満男
「俺だって後悔してんだよ」
「後悔するくらいだったら、どうして、我慢できなかったんだ。
男にはな、耐えなきゃいけない事がいっぱいあるんだぞ。
泉ちゃんおめでとう。どうぞお幸せにって電報を一本ぽーんと
打っといて、お前は柴又から岡山の空に向かって手を合わせ
無事、結婚式が行われますようにって、それが男ってもんじゃないのか?」

リリーが言う。
「バカバカしくって聞いちゃいられないよ!」
「なんだい、どこが気にいらねんだよ」
「それが格好いいと思ってんだろ。だけどね。女から見りゃ
こっけいなだけなんだよ」
「お前は何が言いたいんだよ、リリー!」
「格好なんて悪くたっていいから、男の気持ちをちゃんと
伝えてほしいんだよ、女は!」

「男はな、引き際が肝心だって言ってるの!それが悪いのか!」
「悪いよ!バカにしか見えないよ!そんなのは。自分じゃ格好いいつもり
だろうけど、要するに卑怯なの。意気地がないの。気が小さいの。
体裁ばっかり考えてるエゴイストで口ほどにもない臆病もんで、つっころばして
ぐにゃちんで、とんちきちんのオタンコナスだってんだよ!」

あぁ、耳の痛い話だ。
寅さんだけではなく、ワシもだ。
「立つ鳥跡を濁さず」
「男は黙って背中で別れを言う」
確かにそんな美学があるかのごとく思い込んでいる。

カッコ悪くたっていい、無様でもイイ。
恋愛ってそういうもんだろ。って
リリーはそう言ってる。

この映画、今までとちょっと違う展開を見せる。
ケンカして、とらやを出て行くリリー。
寅さんは見送りも引きとめもしない。

でも、最後に送っていくよという。
リリーは言う、
「送ってくれるってどこまで送ってくれるつもりなの?」
「男がな、女を送っるってのは、女の玄関送るってことよ」

リリーの家、それは鹿児島県奄美大島の南にある加計呂麻島だ。

長くなったし、セリフは正しくないと思うけれども
萬願兄弟は泣かずにいられなかったのでした。

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【2009/05/04 07:58 】 | ひとりごと | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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